今日は長崎原爆の日
2019.08.09
1945年8月9日、アメリカ軍は広島への原子爆弾投下に続いて、九州への原爆投下を計画していた。
第一候補が北九州の小倉、第二候補が長崎だった。
当日、煙が立ち込めた小倉での原爆投下に失敗したアメリカ軍は、急いで長崎へ移動。
長崎も雲が多く、レーダーによる原爆投下もやむなしの判断をしようとしていたところに雲の切れ間から市街地が目視できた。
そして、その瞬間原爆は投下された。AM11:02のことだった。
その日の朝発令された空襲警報はすでに解除され、多くの人が日常生活に戻ったそんな時間であったのだ。
死者は7万人を超え、当時の長崎の人口は推定24万人だったので、約1/3弱の人が原爆で命を奪われたことになる。
今年も長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典が市内の平和公園内平和祈念像前広場にて行われ、多くの方々が祈りを捧げるであろう。
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今の日本の幸せが、この時亡くなった方々の犠牲の上に成り立っているということを、改めてきちんと考えていきたいと思います。
広島同様、長崎にもすでに戦争体験をした方は減っています。
それでも、残された資料から、きちんと学び、理解し、感謝を伝える時間を持てるようにしていきたいです。
8月盆のご準備
2019.08.08
連休が明けると、8月13日はお盆の入り日になります。
8月にお盆をお迎えになる皆様、ご準備はお揃いでしょうか?
先月7月にご掲載させていただいた記事を改めて、ご掲載いたします。
是非、ご準備忘れがないかご確認くださいませ。
新の盆と旧の盆
新の盆は旧暦に基づいて7月15日を中心に7月13日から7月16日までを指し、
旧の盆は新暦の7月15日前後にあたる、8月15日前後である8月13日から16日までを指します。
新暦の7月15日前後は農作業の繁忙期であるため、全国的には旧の盆の日付でお盆を行う地域が多いと言われています。
【お盆の準備】
自宅にご先祖様や故人の霊が戻ってくるお盆。
ご先祖様や故人様により良い時間を過ごしていただくために、準備をしっかりしておきます。
13日 まこもをひき、茄子ときゅうりで牛・馬を作り、盛り団子・季節の果物などを供え、霊御膳にて食事を出します。
苧殻(オガラ)と呼ばれる麻の茎を折り、玄関に置いた焙烙(ほうろく)という素焼きの皿に積み重ねて燃やし、合掌します。または、お盆提灯に灯を入れます。
オガラを燃やした煙に乗って、ご先祖様の霊が家に帰ってくると言われています。
14日 そうめん、霊御膳を供える
15日 強飯でおにぎりを3つ作る。(夜、仏様は買い物をするので)霊御膳を供える
16日 朝食を供える
まこも、牛・馬、盛り団子、おにぎりを近くの川にて供養します。
玄関先にて送り火を焚きます。
(迎え火と同じオガラを素焼きに皿に積み重ねて燃やします)
お食事は、故人が生前好んでいたものを供えてあげてください。
新盆を迎える方は、御提灯として白紋天をご用意いただければと思います。
清浄無垢で御霊をお迎えするために白木でできています。
その灯によって、精霊が無事に家まで導かれるという意味も込められています。
お線香等の不足などございましたら、ご相談くださいませ。
一つでも多くのご家族が、お盆にご先祖様や亡くなった方と楽しい時間を過ごされますようお祈り申し上げます。
立秋
2019.08.07
今年は8月8日が立秋です。
暑さ本番ですが、暦の上では秋になるのです。
この日から『暑中見舞い』は『残暑見舞い』へと変わります。
ただ、このころになると少しづつ秋の気配は訪れはじめ、空を見上げた雲が巻雲やいわし雲だった、というようなことが起こり始めます。
立秋に食べる食べ物というのは特にありませんが、夏バテが気になるこの時期。旬の食べ物の力を借りて、元気に過ごしていきたいですね。
【旬の食べ物】
かぼちゃ
いんげん
ししとう
なす
すだち
梨
いわし など
立秋を越えると、お盆がやってきます。
お盆の時期には、自分たちだけではなく、ご先祖様やご家族にも旬の食材を出してあげてもいいかもしれれません。
立秋からほーんの少しづつはありますが、気温も下がり始めます。
暑さが和らぐのはしばらく先のことになりそうですが、それでも、空や昆虫など、すこしづつ秋の訪れを感じられるといいなと思います。
8月1日は『水の日』
2019.08.01
今日はついに8月1日。今日も暑い日になりましたね!
一番水の使用量が増える月、それが夏の8月です。
その初日を『水の日』とし、そこから1週間を『水の週間』とすると、昭和52年に定められました。
【水の日制定の目的】
水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について、国民の関心を高め、理解を深めるため
【水の日制定の理由】
日本の水需要は、生活水準の向上、経済の進展等に伴って、近年著しく増大してきております。
一方、水資源の開発は徐々に困難となっていて、渇水時には水不足になる恐れも出ています。
このような状況を踏まえ、毎年8月1日を水の日、その日から1週間を水の週間とし、水資源の有限性と水の貴重さ及び水資源開発の重要性に対する関心を高め、理解を深めるための諸行事を行うことによって、日本の水問題の解決を図り、国民経済の成長と国民生活の向上に寄与することとしたいと考えられています。
今年は比較的梅雨が長く続き、たくさんの雨が降ったイメージですが、過去にはダムの水が枯れてしまい、水不足に悩まされた夏もありました。
弊社のある三島周辺は、富士山の雪解け水が流れ込む美しい水環境があり、『水不足』という言葉も比較的縁がない地域ではないかと思います。
ただ、限りある資源、特に水道からお水が飲める幸せをきちんと実感、理解して、水の大切さを再認識し、自分たちができることは何だろう?それを考えていくようにしていきたいと思います。
参考:水の週間実行委員会HP
http://www.mizunohi.jp/index.html
土用の丑の日
2019.07.25
今年は7月27日が土用の丑の日です。
年によっては、土用の丑の日が2回ある年もあるそうですが、今年は1回のみです。
土用の丑の日といえば、うなぎ。
先日、土用のお話を掲載させていただいた際に、平賀源内が土用の丑の日といえば、うなぎ!という習慣を作り上げるきっかけになったお話を書かせていただきました。
では、そのうなぎ。
いろいろな雑学があるようです。
土用の丑の日が近いので、それをご紹介したいと思います。
①関東ではうなぎを背開きにし、関西では腹開きにする。
江戸中期、腹開きは『切腹』を連想させて、縁起が悪いとされ、うなぎは背開きするようになったそうです。商人の街、関西では腹を割って話せるようにと、腹開きにするそうです。
②うなぎの寿命は長い?
もともと、うなぎは産卵すると命を落とすと言われていますが、養殖のうなぎは産卵しないように育てられているそうで、理屈から言うと死なない???となるようです。
養殖のうなぎで80年生きたという記録も残っているそうです。
③うなぎはほとんどオス?
私たちがよく口にする養殖うなぎはほとんどオスだそうです。
うなぎは生まれた時には性別がなく、環境によって性別が変化するそうです。
ただ、詳細な生態はまだまだ謎だらけ。解明されていないようです。
過密な環境下で育つとオスになると言われていて、養殖場ではたくさんのうなぎが一気に育っているので、オスになるのだと言われています。
弊社のある三島はうなぎが有名な街です。
三島のうなぎは、富士山の伏流水に曝してから調理されます。
そのことによって、生臭さや泥臭さを消し、タンパク質を減らすことなく、余分な脂のみを燃焼させることができるのです。
美味しいうなぎを食べることのできる街、三島。
たくさんのお客様が近隣のうなぎやさんにいらっしゃって下さるのをよく拝見します。
せっかくの土用の丑の日、外食でなくても、家族が元気でいられるように、そろってうなぎを召し上がってみてはどうでしょうか?
ご家族皆様が、元気に暑い夏を越せますように。