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沖縄の特別な日に思いを馳せる

6/23は沖縄慰霊の日です。
沖縄県民にとっては忘れることのできない特別な日です。
第二次世界大戦中、日本国内で唯一、一般住民が地上戦を体験したその場所こそが沖縄なのです。
沖縄の命、文化財、自然を奪った戦争。

昭和20年6月23日の未明、沖縄防衛第32軍司令官 牛島満中将と同参謀長の長勇中将が糸満の摩文仁で自決したとされており、この日を日本軍の組織的戦闘が終結した節目ととらえ、沖縄慰霊の日が制定されました。

本土復帰前は、沖縄戦の戦没者の霊を慰めて平和を祈る日として、休日とされていましたが、1972年の本土復帰後は日本の法律が適用となり、休日としての法的根拠がなくなってしまいました。
が、1991年、地方自治法が改正され、沖縄県の県条例によって「慰霊の日」は休日と定められました。
毎年この日は、糸満市摩文仁の平和記念公園において、午前11時50分から沖縄県、沖縄県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われ、正午の黙とうなどにより、戦没者の御霊を慰めるとともに世界の恒久平和を願う沖縄県民の想いを世界に発信しています。

そして、毎年、沖縄県平和祈念資料館では『児童・生徒の平和のメッセージ』を公募し、追悼式では、その入賞作品の中から『平和の詩』として作品が朗読されます。
今年の朗読作品は糸満市立兼城小学校6年生の山内玲奈さんの作品「本当の幸せ」

私も含め、戦争を知らない世代は増えています。
もちろん、小学生である山内さんは、平成生まれ。
そして、新しい令和の時代がやってきました。
それでも、戦争の悲惨さや二度と繰り返してはいけないという想いを伝え継いでいくことの大切さを詩で語っている山内さん。
戦争を知る世代もそうでない世代も、沖縄県民もそうではない県民も、一人の日本の国民として、6/23日曜日は少しの時間でも『沖縄慰霊の日』に思いを馳せ、今の幸せを見つめなおす時間を持てたらいいと思います。

沖縄の特別な1日、『沖縄慰霊の日』は次の日曜日です。

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