広島原爆忌(8月6日)
1945年8月6日 AM8:15 アメリカ軍B29爆撃機『エノラ・ゲイ』号が世界初の原子爆弾『リトルボーイ』を広島に投下。
地上1500mのところで爆発、強烈な閃光と火の玉の熱風、放射線が地上を襲った。
広島市街は壊滅、約14万人の死者を出し、原爆症などで亡くなった人を含めると犠牲者は25万人以上にのぼると言われている。
8月9日には長崎にも原紙爆弾が投下され、この両日は忘れてはならない大切な過去の日として、歴史に刻むため、原爆忌または原爆記念日と呼ばれている。
8月6日には広島平和記念公園において、『広島市原爆死没者慰霊式及び平和祈念式』が毎年実施されている。その中で、広島市長による核兵器廃絶と世界の恒久平和実現を願う『ヒロシマの心』を訴える平和宣言が出され、世界各国に送られている。
今年の平和宣言には、被爆者である村山季美枝さんの短歌が盛り込まれることとなっていると、ニュースでも話題になっている。
沖縄慰霊の日の時にも同じことに気づいたのですが、現在第二次世界大戦という戦争を知る世代は少なくなり、戦争体験を語れる人はあまりいなくなっています。
戦争体験を持っている方も、つらい思い出を心の奥から引っ張り出して、人に話すというのはとてもつらく勇気のいる行為だと思います。
そして、戦争を日本史や世界史の教科書でしか知らない人はどんどん増え、平和が当たり前で、どれだけありがたいことなのかを十分に理解できない人もたくさんいるのだと思うのです。
そして、私自身もその例外ではないと思っています。
7月の末から8月の終戦記念日まで、日本の戦争と平和の歴史を考えるタイミングがたくさんあって、そのタイミングで、家族みんなで、今の日本の平和を振り返り、感謝する時間を持てたらいいのかなと思っています。
そんな中からも、家族内の大切な『縁』が繋がる時間がやってくるのではないかと思っています。
今一度、ここにいるありがたさに家族みんなで気づくことのできる1日でありますように。