敬老の日
2019.09.12
今年の経路の日は9月16月曜日。平成15年からハッピーマンデー制度の導入によって、9月の第3月曜日になりました。
敬老の日は『多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う』ことを目的として、昭和23年に祝日法として制定されたのが始まりです。
家族や身近な年長者を敬い、健康を願う日として日本だけでなく、アメリカやカナダ、中国、韓国などでも行われているそうです。(日付は、各国異なります)
プレゼントをあげたり、会いに行く時間を作ったり、遠方で会いに行けない場合は電話で声を届けたり…。
日ごろ、なかなか言えない『ありがとう』や『いつまでも元気でいてね』をいろいろな形で伝える日が敬老の日ではないでしょうか?
おじいちゃんおばあちゃんの好きな香りを香炉や香皿とセットにして、プレゼントはいかがでしょうか?
香りを試していただくこともできます。
香りは、それだけで誰かのことを思い出せたりします。一緒にいる気分になれたりもします。
贈り物に迷われている方は是非、お試しくださいませ。
十五夜
2019.09.11
今年の十五夜は9月13日の金曜日。
元々旧暦の毎月15日は十五夜なのですが、最も月が美しく見えると言われている仲秋の名月の日を一般的に十五夜と呼びます。
日本の旧暦8月15日は六曜で必ず仏滅にあたるため、仏滅名月という別名もあるそうです。
平安時代、唐(中国)から十五夜のお月見が伝わり、貴族に広まりました。
月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しむ催しだったと言います。
貴族たちは空を見上げて月を眺めるのではなく、水面や盃の酒に映った月を愛でたということです。
その後、江戸時代ごろから庶民も十五夜を楽しむようになりました。
月をみて季節を感じ、農耕をしていた農民たちは、収穫の時期を迎えるこのころ、月への感謝も込めて、お供えをして月を愛でるようになったのではないかといわれています。
【お供え】
・ススキ
ススキは月の神様をお招きする『依り代』として供えられます。
ススキには魔除けの効果があるとも言われ、お月見の後もお供えしたススキを軒先へつるしておくと、1年間病気をしないとも言われています。
・お月見団子
五穀豊穣の感謝を込めて、お米で作ったお団子が供えられるようになりました。
丸い形は縁起がいいだけではなく、お団子を食べることによって、健康になったり幸せになったりすると考えられていたようです。
なお、団子の数は十五夜なら15個。ピラミッドのように積んで供えます。
一番上の団子が霊界との架け橋になると考えられていたからです。
・農作物
豊作への感謝を込めて、とれたばかりの農作物をお供えします。
里芋、栗、枝豆などを供えますが、中でも里芋を供えるのは一般的で、仲秋の名月の別名は『芋名月』とも言われるそうです。
【十五夜に雨が降ったら…】
十五夜の頃は天候が悪く、雨が降りやすかったりします。
そんな時は、十三夜や十日夜にお月見をするのもいいかもしれません。
・十三夜
旧暦の9月13日~14日の夜を指します。今年は10月11日にあたります。
十五夜同様月が美しく、晴れの日が多いようです。
・十日夜
旧暦の10月10日を指します。今年は11月6日。
東日本を中心に収穫祭が行われ、地の神様に感謝の気持ちを表します。
十五夜・十三夜・十日夜に3回とも月見をすると縁起がいいそうです。
ちょっと息が詰まった夜に、ぼーっと月を眺めてみてはいかがでしょうか?
古の時代から、人々が大切にしてきた月。
きっとたくさんのパワーがもらえるのではないでしょうか?
弊社ではただいま十五夜ディスプレイで店頭を飾っております。たくさんのうさぎさん達が皆様のご来店をお待ちしております
重陽の節句
2019.09.06
9月9日は重陽の節句。
日本の五節句の一つで、陽(奇数)が重なる日、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています。
昔、中国では奇数を陽の数とし、一番大きな9が重なる9月9日は大変めでたい日とされていました。
古代中国では、菊の花は邪気を払い、長生きする効能があると信じられており、9月9日には、菊の香りを移した菊酒を飲む習慣もありました。
日本では奈良~平安時代に伝わり、宮中では観菊の宴が行われるようになりました。
また、収穫の時期にもあたるため、『栗の節句』とも呼ばれ、栗ご飯などでお祝いするようになりました。
【過ごし方】
・菊の花を生ける
・菊酒を飲む
・栗ご飯を食べる
・食用菊をあしらったものを盛り込んだ食事を取り入れる
すべてを取り入れることはできないかもしれませんが、昔からのおめでたい日として、一つでも取り入れて、過ごしてみてはいかがでしょうか?
白露
2019.09.04
9月8日は、白露です。
処暑から数えて15日目頃。この日から仲秋になります。
『陰気ようやく重なり、露凝って白し』ということから名づけられました。
秋が本格的に到来し、夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露がつくようになることを表しています。
薄(ススキ)の穂が見えるようになり、太陽が離れていくため、空が高くなるように感じます。
まだまだ、日中は暑い日が続きますが、朝夕は涼しさを感じるようになります。
【旬の味覚】
・秋刀魚
秋の味覚の代表格。
DHA(ドコサヘキサエン酸)やIPA(イコサペンタエン酸)が豊富で、血栓ができるのを防 ぎ、脳などに必要な栄養素で、アルツハイマー予防などに効果があります。
ビタミンDも多く含まれます。
・かぼちゃ
BカロテンやビタミンEが多く含まれます。
Bカロテンは免疫力を高め、ビタミンEは冷え性の改善にいいと言われており、秋の季節の変わり目にはぴったりの食材といえます。
・梨
日本で栽培されている果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。日本書紀にも栽培の記述が残っていて、江戸時代には品種も増加したようです。
ソルビドールという糖アルコールの一種が含まれており、これが便を柔らかくするので、便秘予防にいいとされています。また、アスパラギン酸も含まれており、利尿作用に有効だと言われています。
夏から秋へ太陽も雲も、生き物も変化する時期となってきました。
体調も崩しやすくなります。旬のイキイキとした食材をいただき、元気にこの変化の時を乗り越えていきたいですね。