小暑
2019.07.03
小暑は七夕が行われる頃、今年も7月7日です。
(またはそこから大暑までの期間)
暑さがどんどん強くなってきますが梅雨の終わりも近づき、集中豪雨が多く発生する時期でもあるそうです。
小暑が来たら、本格的な夏がやってくる!という合図だと思っていくのがよさそうです。
また、このころには蓮の花が咲き始める時期でもあり、暑くなる前、朝の時間に蓮を鑑賞に行くとよい時期かもしれません。
蓮は夕方にはしぼんでしまいますので…
また、暑中見舞いを出す季節でもあります。季節のご挨拶はお忘れなく…
【この時期の行事食】
・おそうめん 七夕の行事食
そうめんの原形は中国から伝わった『索餅』という唐菓子だと言われていて、古代中国には七夕の日に索餅を食べると病気にならないという風習がありました。
その風習は日本へ伝わり、平安時代の宮中行事では、七夕に索餅をお供えしていたようです。
その後、日本において、機織や裁縫の上達を祈るお祭りとしていた七夕において、細くて白いそうめんを糸に見立てて、お供えしていたようです。
現在、九州では、この季節になぞらえるように記録的な大雨が降り続いており、『命の危険』を示すほどの状況とのこと。
同じ日本でありながら、弊社のある三島では信じられませんが、今回の大雨が大きな災害に繋がることなく、少しでも早く今の状態がよくなりますようにお祈り申し上げます。
~夏越の祓~
2019.06.27
2019年、日本で平成から令和へと時代が移り変わった今年。
あっという間に、半年が過ぎていこうとしています。
1年の前半の最終日、6月30日には『夏越の祓』という節目の神事が行われます。
奈良時代から1000年以上も長きにわたり引き継がれ、全国の神社で年末の『年越しの祓』とともに行われています。
神道では、人は本来きれいな心を持っていると考え、生活している間、知らないうちに心がくもり、罪を犯し、穢れにふれて、きれいな心から遠ざかっていくのだそうです。
その罪や穢れを大祓によって祓い清めて本来の心に帰ると教えているとのこと。
夏越の祓は、7月15日にやってくる夏の神様、水神様をお迎えするために穢れを祓い、本来の心に戻るために行われています。
夏越の祓では、茅の輪くぐりを行い、形代流しを行うところが多いようです。
【茅の輪くぐり】
茅(ちがや)という植物から作ったしめ縄を直径6尺4寸(1939.392mm)の巨大な輪にして、神社の参道に吊り、左右から8の字を描くようにその中をくぐります。
そのことで、穢れが祓い清めらるといいます。
茅の輪くぐりは自己反省の所行であり、明日への力強い出発の日となりえます。
自身の心身を一新することで、残りの半年をより良いものにすることができるのではないでしょうか?
また、そのことで、水神様をお迎えする準備ができることとなるのではないでしょうか?
【形代流し】
人形の形に切り取られた紙(形代)に名前と年齢(数え年)を記入して、形代で全身を撫で、息を吹きかけて自身の罪穢れを移します。
それを神社で大祓神事で清め、海や湾へ流します。
もちろんその時も形代流し神事を行います。
また、年末の祓の時には年越しそばを食べますが、夏越の祓の時の行事食はご存知ですか?
もともと京都では、水無月という小豆ののったういろうを食べる習慣がありましたが、最近は『夏越ごはん』というものが注目されているようです。
夏越ごはん→
・雑穀ごはん(粟や豆などが入ったもの)
・かき揚げ(茅の輪をイメージした緑、邪気を払うといわれる赤の夏野菜を
つかった、丸いもの)
・たれ(百邪を防ぐといわれる旬のしょうがをきかせたおろしだれ)
3つを合わせたかき揚げ丼が夏越ごはんとなります。
三嶋大社でも、茅の輪が作られております。
是非、半年間の自身を振り返る意味でも、大社へ赴き、茅の輪くぐりをしながら 自分の時間をすごしてみるといいかもしれません。
6/29は『星の王子さまの日』
2019.06.26
6月29日は『星の王子さまの日』
童話『星の王子さま』の作者であるフランスの作家、サン=デグジュペリの誕生日に由来しているようです。
『星の王子さま』は、誰もが知る童話であり、この話の『ぼく』は、作者であるサン=テグジュペリであり、自身がが飛行士をしていたの不時着の体験をモデルに始まっているといわれています。
時が経っても、読み続けられている『星の王子さま』
童話でありながら、大人の心にも何かを残してくれるお話です。
『大切なものは目に見えない』
星の王子さまが星に帰るときに『ぼく』に残したひとこと。
じゃあ、大切なものって何だろうか…人によって答えは違うし、きっとこの童話を読んで感じることもその人によって違うのだと思います。
是非、6月29日には、星の王子さまを読んで、今の自身に大切なもの、感謝したいもの、したいこと、本当に必要なこと、を振り返る時間を作ってみたらよいのではないかと思いました。
そして、晴れていれば、空の星を見て、それができたら幸せになれるような気がしました。
サン=デグジュペリが生まれて、119年。
彼がこのお話を書いた時とはずいぶん時代も文化も世界も変わっているけれども、このお話の中には、人として、『変わらない想い』が入っているのではないかと思っています。
母の日
2019.05.08
5月12日は母の日。
大切なお母さんに『ありがとう』を伝えるきっかけの日かもしれません。
①母の日はいつ?
日本における母の日は5月の第2日曜日。
今年の場合は、5月12日になります。
②母の日の由来
日本の母の日はアメリカに由来します。
アメリカにおいて、南北戦争が行われていた時。女性の社会活動家アン・ジャーヴィスが『母の仕事の日』と称して、どちらの軍の兵士かは関係なく、衣住を提供し、看護をしたそうです。
戦争後も内戦で分裂されてしまったアメリカにおいて、統一と和解のメッセージを送り続けました。
1905年、アン・ジャーヴィスはこの世を去りますが、娘のアンナは、母の偉業を称え、後世に伝えたいと母が活動していたメソジスト教会で記念礼拝を企画します。
1907年、5月に初めのプライベート礼拝が行われ、1908年5月10日には公式礼拝が行われました。
その公式礼拝の際に、参加者へ配られたのが白いカーネーション。
これが、母の日の起こりといわれています。
アメリカでは1914年に議会で5月の第2日曜日を母の日と定め、翌年1915年には法律にも制定されました。
③日本ではいつから?
日本へ母の日の記念礼拝が1913年、メソジスト派のミッションスクールである、青山学院の教会へ伝えられました。
アメリカの創始者アンナからも青山学院宛にメッセージが届いたといい、このことが日本における母の日のルーツといえると思います。
その後、森永製菓さんが1973年5月8日に第1回『森永母の日大会』が開催され、その様子がマスコミ等で大きく取り上げられることとなり、一般に広まるきっかけとなりました。
日本では母の日にカーネーションを贈るのが一般的ですが、どうしてもではありません。
弊社の掲げた『縁でぃんぐ』の心。
私たちがここにいるのは、まさにお父さんとお母さんがいて。お母さんがお腹を痛めて生んでくれたからこそになります。
そんな私たちを産み育て、たくさんの縁を繋いでくれたお母さんに、ほんの一言、ありがとうと伝えられる1日であればいいなと思います。
時代の移り変わりの中で
2019.04.30
今日は平成最後の1日。
平成31年4月30日。
そして、明日は、令和最初の1日。
令和元年5月1日。
今日の午後5時からは、『退位礼正殿の儀』が行われます。
首相が国民代表の辞を述べ、天皇陛下が在位中最後のおことばを述べられます。
24時には、改元され、明日の朝、10:30~は現皇太子さまが新天皇になるための儀式が行われます。
皇室典範によって、天皇は基本的に終身在位とされ、ご逝去されたときのみ、代替わりをすることになっています。が、今回のみという特別な法律が作られ、202年ぶりに現天皇陛下は上皇様となり、皇后陛下は上皇后様となることとなりました。そして、現在の皇太子様が新しい天皇となります。
こうして、今までと違った方法で、新しい時代がやってくることになりました。
新年がやってくるわけのとは違いますが、似たような気持ちになってしまうのは私だけではないと思います。
何も変わらない1日なのかもしれないとも思います。でも、せっかくやってくるきっかけだと思い、自身の気持ちを改めて、心機一転するのにいいタイミングなのかもしれないと考えることもできるのではないかと思います。
が、時代が変わっても移り変わってはいけないものもあると思っています。
弊社が掲げる『縁でいんぐ』の心。
今ここに『私』が存在するのは、時代がどう変わろうとも、繋がり紡がれてきたご先祖様からのご縁があるからだということ。
新しい時代の移り変わりの中で、まずはここにいられること、産み育んでくれた両親がいること、そして、祖父、祖母、曾祖父、曾祖母…脈々と繋がれる血縁に心から感謝する2日間を過ごすのも、日本人として、大切な心なのかなと思っております。
幸せな平成という時代を生きてこられたこと、象徴として、日本のために82歳までご尽力された、現平成天皇にも感謝して、新しい時代を迎えていけたらと思っています。
※ゴールデンウィーク中ではございますが、弊社葬儀部門は365日24時間受付をしております。